採用される提案文が書きたいな…
初心者Webライターの頃は、案件に応募しても採用されないことが多いですよね。
10件、20件と落選が続くと、どうしても応募する気力が下がるものです。
本記事では、ライターの採用も担当しているボクが
”採用される提案文の特徴”
を実例も添えて紹介しています。
提案文に悩む自分から解放されたい方、採用者の目線が知りたい方はぜひ参考にしてくださいね。
- コンテンツ制作会社の代表
- 複数ジャンルのSEOメディアを担当
- 現役SEOコンサルタント
Webライターとしてスタートしたキャリアを活かした情報をお伝えしていきます。
未経験から月10万円を目指す!
【結論】Webライターが提案文に記載する必須項目
結論、Webライターが提案文に記載する項目は以下の通りです。
以下の項目を必ず押さえていれば、第一印象で不採用になることはないでしょう。
「実際の提案文」も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- あいさつ・自己紹介
-
- ライター名
- 年齢(できれば)
- 性別
- 経歴(応募ジャンルに関わるもの)
- 執筆できる本数
-
- 毎週何本納品できるのか
- 毎月何本納品できるのか
- 連絡が取れる時間帯
-
- すぐに返信できる時間帯
- 連絡が取りにくい時間帯
- 応募動機
-
- 募集要項のどこに魅力を感じたか
- アピールポイント
-
- 案件の目的を答え合わせする
- ジャンルについて”こんな知識がある”
- よって私を採用すると”こんな記事ができる”
- ポートフォリオがあれば添える
- 結びのあいさつと誠意を伝える
-
- 読んでいただいたお礼
- レギュレーションを守る
- 締めのあいさつ
採用するメリットと採用後の未来を想像してもらおう!
初心者WebライターでもOK!採用される提案文の書き方
早速、初心者Webライターでも採用される提案文のポイントを紹介します。
ポイントは3つです。
それぞれ順番に見ていきましょう。
ポイント1|案件の目的を答え合わせする
まずは、案件の目的を答え合わせしましょう。
というのも、クラウドソーシングでは、発注者は何かしらの目的を持って案件を依頼します。
目的の大多数が「問合せが欲しい」や「売上を上げたい」ことでしょう。
例えば、以下に挙げるようなものが目的になります。
- 「プログラミングスクールの紹介記事」:プログラミングスクールの無料体験
- 「仮想通貨の紹介記事」:新規口座開設
発注者のメディアが紹介されている場合は、必ず記事内容を確認して目的を把握しましょう。
もしわからなければ、募集している内容から想像するしかありません。
その上で、
「貴社のご依頼目的は、◯◯だと考えております。」と1文添えてみるのがおすすめです。
ポイント2|自分が案件に貢献できる根拠を伝える
次に、あなたが案件に貢献できる根拠を伝えましょう。
根拠として1番良いのは、間違いなく実績や経験です。
しかしながら、伝えられる実績や経験がない場合もありますよね。
覚えておいてほしいのは、必ずしも案件と実績が完全一致しなくても良いこと。
一例を挙げましょう。
「プログラミングスクールの紹介記事」に応募する場合
- 何かしらのスクールや塾を調べて、本気で比較検討したことがある
- 自分の知り合いでプログラミングスクールに入ってる人がいて口コミを聞ける
上記に挙げたような例でも、十分貢献できるポイントになり得ます。
自分は何を貢献できるのかは非常に重要なので、必ず記載しましょう。
発注者の納得を得よう!
ポイント3|必ずフォーマット通りに回答する
最後に、必ずフォーマット(指定)通りに回答しましょう。
発注者の中には、
「聞かれたことをしっかりと読んで答えられるか」を募集の段階で判断している方もいらっしゃいます。
ダメな例として、
- 「以下の質問を引用してそれぞれお答えください」と書かれているのに引用しない
- 「その他の中に質問の回答を記載してください」と書かれているのに❝その他❞以外で回答する
などはやってしまいがち。
募集文は隅々までチェックする癖をつけましょう。
【重要】Webライターが提案文の品質を上げる3つのコツ
続いては、提案文の品質を上げる3つのコツを紹介します。
要点を押さえて、レベルアップしていきましょう。
コツ1|初心者であることを明言しない
コツの1つめは
「自分が初心者であることを明言しない」です。
初心者Webライターの多くが「初心者ですが、応募いたしました」のように応募してしまいます。
ちょっと厳しいかもしれませんが、「初心者」と伝えておくことで、相手の期待値を下げておきたいだけではないでしょうか。
スキルや実績がない状態で飛び込むため、不安で保守的になるのはわかります。
よく言われることですが、発注者にとっては「初心者であるか」は関係ないのです。
初心者と伝えることはメリットがないので、明言するのはやめておきましょう。
コツ2|実際の記事と同じくらい丁寧に書く
コツの2つ目は
「実際に記事執筆するのと同じくらい提案文も丁寧に書く」ことです。
発注者は、提案文を読んでいる段階では、応募者が執筆した記事は読んでいません。
つまり、ポートフォリオを読むまでは、応募者の文章を判断するのは提案文と言えます。
- 結論から書く
- 情報の羅列はリスト化する
- 誤字脱字はご法度
など、一般的なライティングで必要なことは必ず網羅して提案文を書きましょう。
コツ3|ポートフォリオ(実績)を添える
コツの3つ目は
「自分のポートフォリオ(実績)を添える」です。
コツ2を突破できたら、できる限りポートフォリオを添えて応募しましょう。
兎にも角にも、発注者はあなたが執筆する文章がわかりません。
あなたの文章を伝える手段として有効なのがポートフォリオです。
では、どんなポートフォリオが良いのでしょうか?
結論、応募する案件と同ジャンルの執筆実績が最強のポートフォリオです。
しかし、同ジャンルの実績がないこともよくあるはず。
この場合は他ジャンルの実績や、自分のブログ・noteなどでも構いません。
なるべくポートフォリオを添えて応募しましょう。
【実例】採用されるWebライターの提案文
採用されるための提案文の実例を紹介します。
おすすめの構成は以下です。
- あいさつ・自己紹介
- 案件の目的を答え合わせする
- 自分が案件に貢献できる根拠を伝える
- 募集文に質問があれば、先に質問へ回答する
- 簡単な経歴を載せる
- ポートフォリオ(実績)を添える
- 稼働時間、納品目安を伝える
- 結びのあいさつとやる気・誠意を伝える
ぼくが実際に応募して採用された「オンラインカジノ」についての案件を例に紹介しますね。
あいさつ・自己紹介
はじめまして。Webライターとして活動しております、「△△」と申します。
〇〇さまの「ギャンブル系メディアの募集」を拝見し、応募いたしました。
案件の目的を答え合わせする
〇〇さまの「ギャンブル系メディア」では、以下内容が目的と推察いたします。
・オンラインカジノの情報を読者にわかりやすく紹介
・オンラインカジノへの登録
自分が案件に貢献できる根拠を伝える
実は、オンラインカジノで遊んだことがありません。
しかし、ドラクエシリーズに存在するカジノゲームはかなりやりこんだ経験があり、カジノへの抵抗は一切ありません。
さらに、圧倒的なゲーム好きなので、リサーチも全く苦にすることなく執筆可能です。
募集文に質問があれば、先に質問へ回答する
いただいた質問に先にお答えいたします。
Q1.〇〇
A.△△です。
Q2.〇〇
A.△△しております。
簡単な経歴を載せる
※実際の内容とは異なります。
以下、簡単な経歴です。
・〇〇店 店員 5年
・〇〇株式会社 正社員 1年
・株式会社〇〇 正社員 3年
・◯◯年◯月よりWebライターとして独立
ポートフォリオ(実績)を添える
執筆実績は以下をご参照ください。
■同ジャンル:〇〇
キーワード「〇〇」
記事タイトル「◯◯」
記事URL「https:~」
■他ジャンル:〇〇
キーワード「〇〇」
記事タイトル「◯◯」
記事URL「https:~」
稼働時間・納品目安を伝える
週20時間ほど稼働できます。
3,000文字~5,000文字でしたら、週に2本以上は対応可能です。
結びのあいさつとやる気・誠意を伝える
ここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
ご連絡をいただきましたら、当日中にはお返しいたします。
必ずレギュレーションを守って執筆いたします。
何かわかりにくい点などございましたら、お気兼ねなくお知らせくださいませ。
何卒、よろしくお願いいたします。
Webライターの実績がない!提案文が書けないときの対処法3選
私には実績がないから書けることがないよ!
このように感じてしまう方も多いと思います。
そこで、実績がないときの対処法を3つ紹介します。
3つの中から選んで実績作りをしてみてくださいね。
ではいきましょう!
対処法1|記名記事を獲得する
対処法の1つ目は
「記名記事を獲得する」です。
1番良い実績であることは間違いないですが、3つの中ではハードルが高めかもしれません。
記名記事を実績としてアピールできる大きなメリットは、以下の2点です。
- 修正されている可能性はあるが、自分の文章が伝わる
- 記名記事を任せられるライターの証明になる
ハードルが高い分、提示するポートフォリオとしては評価が非常に高い実績です。
実際に、このブログでも記名記事を依頼しています。
Twitterやクラウドソーシングの募集などから探してみましょう。
対処法2|自分のブログで執筆する
対処法の2つ目は
「自分のブログで執筆する」です。
自分のブログを実績としてアピールする場合は、以下のメリットがあります。
- 修正の加わっていない生の文章を見せられる
- WordPressが使えるスキルの証明になる
- 応募したいジャンルに寄せた記事を書きやすい
ブログをおすすめしているインフルエンサーも非常に多いのが現状です。
とはいえ、
自分のブログなんてもってないよ!
と、不安になってしまう方もいらっしゃると思います。
実は、ブログは30分もあれば開設可能です。
自分でブログを開設してみたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてくださいね。
対処法3|Googleドキュメント・noteで執筆する
対処法の3つ目は
「Googleドキュメント・noteで執筆する」です。
Googleドキュメントやnoteで執筆するメリットは、なんといってもハードルが低いことです。
どちらも誰でも無料で利用可能なサービスで、すぐ執筆にとりかかれますよ。
なにより、応募するジャンルにどんぴしゃの記事を書けるので、発注者にとってはありがたい側面もあります。
ただし、ハードルが低い分誰でもできてしまうのも事実。
実績がないよりは1000%良いですが、できれば記名記事やブログを書くのがおすすめです。
【発注者から見た】採用したくない提案文3選
この章では、発注者が
「この提案分は採用したくないな……」と感じてしまう提案文を紹介します。
採用したくない提案文を知って、ぜひ避けられるようにしていきましょう。
実際に発注もしているぼくが解説するよ!
ライター名とプロフィール画像に力を入れていない
極端な例を出しましたが、正直、こんなライター名の方に発注したくないはず。
黒澤明監督は「才能の無い人ほど、奇をてらいたがる」という言葉を残しています。
ライター名で気を引く必要は全くないので、本名、もしくはなるべく簡単で覚えやすい名前がおすすめです。
また、プロフィール画像もとても大事です。
Webライターは基本対面で仕事をしません。
つまり、ライター名とプロフィール画像がライターの印象に直結します。
できる限り「いらすとや」などのフリー画像は控えておきましょう。
自分の似顔絵を公開できるのが1番ですが、公開したくない方も多いはず。
そんなあなたには、イラストを依頼するのがおすすめです。
ココナラ等のサービスでは、SNS用のイラスト(アイコン)作成を依頼できます。
ぜひ検討してみてくださいね。
ぼくのこのアイコンも作ってもらったよ!
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提案文が使いまわしで手抜き
提案文を使い回すのは絶対に避けましょう。
発注者は、何百何千と提案文を見ている可能性が高いといえます。
何個も提案文を見ているため、使い回されているのは簡単に見抜けてしまうんですね。
けっこう大変だな……
わかります。
応募する度に提案文をつくるのは、とても手間がかかりますよね。
手間がかかることは、裏を返せば他のライターさんとの「差別化ポイント」と言えるでしょう。
使い回さずに、案件ごとに提案文を作成するのがおすすめです。
「勉強させてください!」と言ってしまう
実績が少ない状態で応募する際、以下のような文章を送ってしまっていませんか?
「この案件の〇〇に興味があって応募いたしました。ぜひ〇〇について勉強させていただきたく存じます。」
結論、今すぐにやめましょう。
発注者目線に立つとわかりますが、報酬を支払うのは、あくまで成果に対してです。
勉強代として渡すわけではないですよね。
発注者にとって、初心者かどうかは関係ありません。
勉強させてもうらう気持ちは自分の中だけに収めて、絶対言わないようにしましょう。
まとめ|Webライターは提案文に力を入れよう!
Webライターの提案文は、履歴書と同じ役割を持っています。
実績はもちろん、前向きな姿勢が見える履歴書は採用者にとって非常に魅力的ですよね。
採用される提案文も全く同じです。
「自分を採用しないと損ですよ」といえるように、たくさん魅力をつけていきましょう!
発注者目線を身に付けてどんどん応募しよう!
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