Webライティング初心者の中には
文章の書き方がわからず苦労している人
もいるでしょう。
まずはWebライティングの基本が知りたいな…
とてもよくわかります。自分も最初は何が正しいのかもわからない状態でした。
この記事ではそんなWebライティング初心者の悩みを解決します。
Webライティングの基本が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
- コンテンツ制作会社の代表
- 複数ジャンルのSEOメディアを担当
- 現役SEOコンサルタント
Webライターとしてスタートしたキャリアを活かした情報をお伝えしていきます。
Webライティング初心者が意識する6つのコツ
それでは早速Webライティング初心者が意識するポイントを紹介していきます。
これから解説していく内容は、良い記事を書くための土台になる部分です。
文章の基礎を身に着けたら、次は応用を学ぶことも忘れないようにしましょう。
今回はあくまで基礎編!
PREP法
PREP法は
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(結論)
の4つの段階で構成されています。
PREP法がWebライティングで使われる理由は、読者が理解しやすい内容になるためです。
実際に多くのWebライターがPREP法をベースに記事を書いています。
記事を書く際は
- 記事全体
- 見出しごと
それぞれPREP法を意識して書くようにしましょう。
PREP法はWebライティングで最も多く使われている書き方です。(結論)
PREP法を用いた文章は、読者が理解しやすくなります。(理由)
この文章が具体例です。(具体例)
記事を書く際は、PREP法を意識してみましょう。(結論)
一文一義
一文一義とは、一文に入れる情報を一つに絞ることです。
1つの文章に複数の情報が入ると、読者は何を伝えたいのか分かりにくくなります。
具体的な内容は以下の文章をご覧ください。
また、一文一義を意識することで文章が短くなり、全体的に読みやすくなります。
1つの文に複数の情報は入れない!
適度な改行を意識する
文章を書く際は、適度な改行を意識しましょう。
文字がズラ――――っと並んだ文章は、なんだか読む気が失せてきませんか?
実際に、文章が詰まった記事は読者の離脱率が高いです。
せっかく書いた記事がまったく読まれないのは悲しいですよね…。
どれくらいの頻度で改行するの?
ある程度慣れるまでは、一文ごとに改行するくらいでも問題ありません。
慣れてきたら、段落や改行をもっと活用した文章を書いてみましょう。
仕事によっては改行や段落を指定されるよ!
接続詞
『接続詞』の使い方を意識することで、読みやすい文章が生まれます。
接続詞なんて勉強してない…
大丈夫です。接続詞は、使っているうちに自然と文章に盛り込めるようになります。
ただ、最初から全部覚えようとすると混乱してしまうでしょう。
そこで、ライターの仕事でよく使う接続詞を表にまとめてみました。
PREP法に当てはめて考えた場合、以下の接続詞を使うことが多くなります。
- Reason(理由)
補足(なぜなら / 理由は) - Example(具体例)
例示(例えば / 具体的には / 実際に)
注意点は、接続詞を多用するとテンポが悪く読みにくい文章になることです。
削っても意味が通じる箇所は、接続詞を削ろう!
句読点
文章は句読点の使い方で、読みやすさが大きく変わります。
Webライティング初心者は、読点(、)の使い方を意識してみてください。
- 一文が長くなっていないか?
- 逆に短く切りすぎていないか?
これを意識するだけでも、読みやすさに大きな差が生まれます。
以下の2つの文を見比べてみるとわかりやすいと思います。
2つの読点を挟んだだけで、大きな違いが出ます。
読点を挟む目安は、口に出して読むときに一呼吸置くタイミングです。
ちなみにカギ括弧「」の前に読点は打たないよ!
漢字・ひらがな・カタカナのバランス
漢字が多い文章ってなんだか読みにくいと感じたことはありませんか?
誰かに読んでもらう文章を書くときは、漢字・ひらがな・カタカナをバランスよく使うと読みやすい文章になります。
もちろん、内容によっては漢字が増えることもあると思います。
それでも、なるべく全体のバランスが良くなる文章作りを心掛けましょう。
また、Webライティングには「漢字をひらく」という技術があります。
「漢字をひらく」とは漢字で書くところをあえてひらがなで表記して、読みやすさを向上させることです。
厳密にひらく漢字の決まりはありませんが、全体のバランスを見て調整してみましょう。
よくひらく漢字の例を載せておくので、参考にしてみてください。
- 何故 – なぜ
- 事 – こと
- 様々 – さまざま
- 程 – ほど
- 沢山 – たくさん
- 是非 – ぜひ
Webライティング初心者が記事を書く際の注意点
ここからは、Webライティング初心者が記事を書く際の注意点について解説していきます。
ライティング未経験の場合、これから解説するポイントに気をつけるだけで、驚くほど文章が改善されるはずです。
気になる!
冗長表現に注意
冗長表現ってなに?
冗長表現とは、文章のテンポを悪くする無駄な表現を指します。
冗長表現に該当する箇所は、省いても意味が通じる場合がほとんどです。
そして、文章を書き慣れていないと冗長表現が頻出する傾向があります。
実際によく見かける冗長表現を見てみましょう。
まず最初に、冗長表現という言葉についてお話させていただきます。
文章に冗長表現が多いと、文章のテンポが悪くなります。
冗長表現を排除することで、文章のテンポを改善することができます。
まずは、冗長表現についてのお話です。
冗長表現が多いと文章のテンポが悪くなります。
冗長表現を排除すると文章のテンポが改善されます。
ちょっと大げさでしたが、冗長表現がいかに邪魔になるかは理解できたと思います。
今回登場した冗長表現は
- 類語の重複
- 「~という」
- 「~させていただく」
- 単語の重複
- 「~こと」
- 「~ことができます」
の6つです。
初心者のうちは「~ことができます」が特に頻出します。
実際に僕はとんでもない頻度で登場してました。
はじめのうちは、冗長表現が頻出していないか注意して書くようにしましょう。
クライアントの記事を書く場合は、必ずチェックしよう!
文末表現に注意
文末表現ってなに?
文末表現とは
- 「~~です。」
- 「~~ます。」
- 「~~でしょう。」
これのことです。
Webライターとして文章を書くときは、必ず文末表現を意識することになります。
なぜなら、文末表現はクライアントから指定されるからです。
文末表現には
- です・ます調
- だ・である調
の2種類があります。
初心者が案件で指定されるのはです・ます調が多いですね。
注意するポイントは、同じ文末表現を繰り返さないことです。
多くのクライアントでは「文末表現の連続は2回まで」という指定が入ります。
なれないうちは、気づけば文末表現が連続していた!なんてこともあるので注意して書くようにしましょう。
です・ます調でよく使われる文末表現は、以下の表をご覧ください。
表記ゆれに注意
表記ゆれってなに?
表記ゆれとは、同じ記事内で表記が変わってしまうことです。
表記ゆれがある状態で納品すると、クライアントに余計な手間を掛けさせてしまいます。
そうすると信頼が下がって、今後の依頼にも関わってくるので注意が必要です。
実際によくある表記ゆれは以下をご覧ください。
- 1回 – 一回
- 頂く – いただく
- 行う – 行なう
- PC – パソコン
上記以外にも、表記ゆれは単語の数だけあるので挙げ始めるとキリがありません。
また、「漢字をひらく」にも表記ゆれが当てはまります。
一度ひらいた漢字が記事内で登場する場合は、常にひらいた状態で使うようにしましょう。
Wordをインストールしている人は、表記ゆれチェック機能が使えるよ!
「こそあど言葉」に注意
Webライティングにおいて「こそあど言葉」はあまり好まれません。
こそあど言葉とは「この・その・あの・どの」といった表現です。
会話中にはよく使われますが、Webライティングで多用すると読者の混乱を招きます。
実際に記事を読む読者は、自分の気になる部分だけ拾い読みする傾向があります。
拾い読みしている最中にこそあど言葉が登場すると
え、どれ?
となってしまいます。
記事を書く際は、こそあど言葉に注意しながら書くようにしましょう。
こそあど言葉を使うならせめて同じ段落内で!
ライティングの基本を学べる書籍
どの書籍も文章の書き方を基礎から学べる内容になっています。
僕もこの3冊から基礎を吸収したので、もっと詳しい文章術を知りたい人はぜひ目を通してみてください。
また、書籍については「Webライターのおすすめ本」の記事でも詳しく解説しています。
「意欲的に学びたい!」と考えている方は、合わせてチェックしてみてください。
まとめ:ライティング初心者はまず基本を押さえよう!
良い文章を書くためには、基本を抑えることが大切です。
自分がWebライティング初心者でも、仕事を依頼するクライアントにこちらの事情は関係ありません。
これからライティングに挑戦しよう!
と思っている方は、まずは最低限の基礎を抑えるようにしましょう。
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