Webライターとして駆け出したものの、
以下のような悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
案件は取れているけど、クラウドソーシングの手数料高い…
直接契約すると良いって聞いたけど、どうしたら良いの…?
クラウドソーシングは非常に便利ですが、手数料がかかってしまうのが玉にキズですよね。
ぼくも、直接契約を取れるまでは悩みのタネでした。
しかし、直接契約の案件には絶大なメリットがあります。
本記事では、Webライターとして直接契約を獲得したい方にとても役立つ内容を紹介します。
実体験も含まれているので、ぜひ参考にしてください。
- Webライターが直接契約を取る方法
- そもそも直接契約を目指す理由は?
- 直接契約前の注意点
- webライターの直接契約で必要な契約書・請求書
未経験から月10万円を目指す!
Webライターの直接契約とは?
Webライターの直接契約とは、
クラウドソーシングを介さずにクライアントと業務委託契約することを意味します。
一般的に、Webライターが仕事を獲得するときはクラウドソーシングを利用します。
理由は、Webライターに外注したいクライアントもクラウドソーシングを利用しているからです。
クライアントとワーカーの仲介をしてくれているので、Webライターが使わない手はないと言えます。
一方で直接契約は、仲介役であるクラウドソーシングを利用せずに業務委託契約します。
Webライターは直接契約を目指そうってよく聞くけど…?
このような疑問をお持ちの方に、直接契約のメリットも交えて解説していくのでぜひ読み進めてみてください。
Webライターが直接契約を取る5つのメリット
そもそも、Webライターはなんで直接契約が良いの?
この疑問を解消するために、Webライターが直接契約するメリットを紹介します。
それでは解説していきます!
メリット①|サービス利用の手数料が取られない
直接契約する最大の理由は
「サービス利用の手数料が取られない」です。
Webライターとして活動している方は、以下のクラウドソーシングサイトを利用している方も多いはず。
- CrowdWorks(クラウドワークス)
https://crowdworks.jp/ - Lancers(ランサーズ)
https://www.lancers.jp/
案件獲得には非常に便利で、実際に筆者も利用しています。
しかし、案件の報酬額に対して20%の手数料が取られるんですね。
つまり、5,000円分の仕事をしても4,000円しか受け取れません。
その点、直接契約で案件を獲得できれば手数料は発生しません。
5,000円分の仕事をしたら報酬額も5,000円なので、この差は非常に大きいですよね。
20%の手数料は長い目で見ると痛い!
メリット②|収入の安定に繋がる
理由の2つ目は、
「収入の安定に繋がる」です。
手数料が取られないことに付随しますが、直接契約では手元に入ってくる報酬額は100%です。
クラウドソーシングサービスで同じだけの報酬を得ようとした場合、1.25倍働く必要があります。
月に稼働できる時間が一緒なら、直接契約の方が収入安定に繋がるのは明白です。
また、クラウドソーシングは都度案件に応募する必要があります。
直接契約であれば、契約期間中は継続的に仕事ができるため、途切れることは考えにくいです。
報酬額・継続性のどちらをとっても直接契約に軍配が上がるでしょう。
メリット③|クライアント様と関係構築がしやすい
理由の3つ目は、
「クライアント様と関係構築がしやすい」です。
クライアント様から見て、以下のようなライターは手放したくないですよね。
- 信頼できる
- コミュニケーションの手間が少ない
- プラスαの価値をだしてくれる
価値あるライターになるためには、スキルはもちろん、関係構築が欠かせません。
クラウドソーシングを利用するクライアントは、基本的に多くのライターを募集します。
1名だけのパターンもありますが、大抵は複数人のライター採用が目的です。
つまり、「多対1」になるので密にコミュニケーションを取ることが難しいといえます。
反面、直接契約は「1対1」のコミュニケーションが取れるので、関係構築がしやすいです。
自分から積極的にアプローチしよう!
メリット④|単価交渉がしやすい
理由の4つ目は、
「単価交渉がしやすい」です。
クライアント様との関係構築しやすいことは、単価交渉のしやすさにも繋がります。
理由は単純で、
「信頼しているライターからの単価交渉は、妥当な交渉」だと判断してもらえるからです。
また、クラウドソーシングサイトでは単価が決まった状態で案件を獲得します。
つまり、一度受けた案件は単価交渉の余地がありません。
日々の努力と結果が結びつきやすいのは、直接契約の案件といえますね。
単価交渉は収入アップに欠かせない!
メリット⑤|案件獲得競争に巻き込まれない
Webライターが仕事を獲得する方法として、クラウドソーシングは非常に便利です。
便利な反面、利用者が多いので案件獲得の競争をしなくてはいけません。
一方で、直接契約を結べたのであれば、他のライターと案件獲得の競争をしなくて済みます。
- 納品する記事の質を上げる
- クライアントと良好な関係を築く
上記のことに全集中できるのは大きすぎるメリットです。
クライアントと真摯に向き合えるよ!
【案件獲得】Webライターが直接契約する方法4選
早速、Webライターが直接契約を獲得する方法を4つ紹介していきます。
どれも決して難しくはないので、ぜひチャレンジしてみてください。
自分から営業するのが1番の近道!
方法①|SNS(TwitterやInstagram)を活用する
直接契約を獲得するためには、SNSはぜひ活用したいです。
具体的には、以下のSNSが挙げられます。
なかでも、1番おすすめなのは「Twitter」。
Twitter上でライター募集しているディレクターさんも多く、直接契約につながる可能性が高くなります。
以下の方法がおすすめなので、ぜひ試してみてください。
Twitter活用方法
- 「Webライター+ディレクター」のような肩書きの方をフォローする
- 「#ライター募集」で検索する
- ディレクターの方にDMする
Twitter:https://twitter.com/
方法②|メディアサイトに直接営業をかける
直接契約を獲得するには、メディアサイトに直接営業をかけるのも1つの手です。
もう少し踏み込むと、
自分が執筆したい、もしくは気になっているジャンルのメディアを見つけて営業をかけてみましょう。
営業をかける王道は、お問い合わせページからメッセージを送る方法です。
もちろん、相手にされずに返事が来ないこともざらです。
しかし、
「貴社メディアに興味があります!力になりたいです!」と伝えるため、前向きな返答をいただける可能性も大いにあります。
不利益になることはないため、1度試してみるのがおすすめです。
方法③|求人サイトを活用する
実は、直接契約を取れる求人サイトが存在しています。
有名なサービスは以下の2つ。
それぞれ紹介します。
ミライトマッチ
ミライトマッチは、直接契約・高単価・継続案件にこだわった、Webライターと企業をつなぐサービスです。
クラウドソーシングとの大きな違いは、直接契約OKなこと、案件ごとに手数料が発生しないことです。
それぞれの違いを簡単にまとめました。
CrowdWorks(クラウドワークス)、Lancers(ランサーズ)はともに20%の手数料がかかります。
ミライトマッチは、初回契約時のみ手数料が22,000円(税込)かかります。
少し高く感じるかもしれませんが、クラウドソーシングサービスで11万円稼いだ時の手数料と一緒です。
仮に、月5万円稼ぐライターさんなら、2ヶ月ちょっとで追い抜く計算。
中長期目線で見るなら、直接契約で手数料も初回だけのミライトマッチがおすすめです。
ミライトマッチ:https://miwrite-match.jp/
Wantedly
Wantedlyは、Webライターに特化しているわけではありません。
しかし、転職はもちろん、直接契約も見込める優良求人サービスです。
企業情報がかなり詳しく記載されているのが特徴です。
- なにをやっているのか
- なぜやるのか
- どうやっているのか
- こんなことやります
上記のように、知りたい情報を確認できるのは非常に安心ですよね。
検索条件の「ライター」を選択すると、Webライターを募集している企業を絞れます。
「話を聞きに行きたい」から応募する形になるので、気になる企業・案件があれば積極的に応募してみましょう。
Wantedly:https://www.wantedly.com/
方法④|クライアントや知人に紹介してもらう
すでに契約しているクライアント様がいる場合は、以下の方法があります。
- 発注者から他の案件を紹介してもらう
- 別のクライアント様を紹介してもらう
信頼関係を構築している前提ですが、紹介できる人がいないかを聞いてみるのは非常におすすめです。
また、下記のような繋がりを持っている場合、さらなる紹介が見込めるかもしれません。
- 経営者・個人事業主
- webメディア系
- 金融系
- 不動産
今すぐではなくても、1度自分を認識してもらえば紹介に繋がることも往々にしてあります。
臆せずに話を聞いてみましょう。
【注意】Webライターがメディアと契約する前に抑えたいポイント5つ
この章では、Webライターが直接契約を結ぶ前に知っておくべき5つのポイントを紹介します。
- ポイント①|営業力・提案力がないときつい
- ポイント②|実績を求められる
- ポイント③|トラブル対応はすべて自分で行う
- ポイント④|クライアントの信頼性は自分で見定める
- ポイント⑤|クラウドソーシングを介した直接契約は規約違反
全て非常に重要なので、しっかりと押さえておきましょう。
ポイント①|営業力・提案力がないときつい
少しきつい言い方ですが、直接契約は受け身で獲得できるものではありません。
当然ですが、能動的に営業をかける必要があります。
能動的に営業をかけた上で、さらに提案力も求められます。
営業を受ける側からすれば、魅力的な提案がなければ話を聞こうとも思わないですよね。
後述する実績が1番ですが、コミュニケーション力や熱意も必要です。
「自分がクライアント様に貢献できることは何か」を、徹底的に洗い出しましょう。
ポイント②|実績を求められる
直接契約を持ちかける場合、クラウドソーシングと違って実績が見えません。
そのため、以下に挙げるようなポートフォリオ(執筆実績)を求められることが多いです。
- 自分のブログ記事
- 記名記事
- SEOの実績(◯位以上を◯件獲得など)
得体の知れないWebライターを見定めるためは「どのような文章を書くのか」が大事ですよね。
つまり、「あなたが書く文章(ライティング力)」がクライアントに伝わるかがポイント。
営業をかけるなら「ポートフォリオは必須」と考えておきましょう。
これから営業をかける方は、ブログを開設してポートフォリオにするのがおすすめですよ。
Googleドキュメントやnoteでも立派なポートフォリオ!
ポイント③|トラブル対応はすべて自分で行う
クラウドソーシングを挟まないため、仲介してくれる存在はいません。
つまりは、トラブルが起きても全て自分で対応しなくてはいけないんですね。
1番気にしておきたいのは契約内容です。
- 週の稼働時間
- 納品期限(納品できる本数)
- 報酬(文字単価・記事単価)
- 支払い日(◯締め△日払い等)
上記に挙げた内容はしっかりと把握しておき、未然にトラブルを避ける努力が必須。
加えて、万が一に備えて相談できる仲間を見つけておくと万全です。
士業の方が周りにいなくても、先輩ライターや個人事業主の方と交流しておくのがおすすめですよ。
リスクヘッジは必須だね…
ポイント④|クライアントの信頼性は自分で見定める
直接契約である以上、クライアント様の信頼性は非常に重要な指標となります。
理由は単純で、クラウドソーシングのような仮払いもなければ、通報制度もないからです。
例えば、以下のような場合は信頼性が低いと判断できます。
- SNSの発信がネガティブ、または攻撃的
- 企業のHPがない、または全く更新されていない
- 敬意が感じられないメッセージ
「なんか違和感を感じる」といった直感も重要なので、信頼できないと判断したら契約はやめておきましょう。
直感も結構あたるよ!
ポイント⑤|クラウドワークスなどを介した直接契約は規約違反
クラウドソーシングで獲得した案件で直接契約したい……
気持ちはわかりますが、規約違反にあたるので厳禁です。
参考: CrowdWorks 【共通】契約後の直接連絡について
仮に、クライアント側から持ちかけられたとしても、もちろん引き受けてはいけません。
「規約違反を行うクライアント」と判断し、今後の仕事も控えるのが無難です。
クラウドソーシングで獲得した案件は、すべてクラウドソーシング上で完結しましょう。
Webライターの直接契約で必要な契約書・請求書について
直接契約をするにあたって、1番避けたいのはトラブルです。
トラブル回避のためにも「契約書」と「請求書」は必ず発行しましょう。
知っておきたいポイントを紹介します。
契約書
メディアと直接契約をする場合、必ず契約書を締結しておきましょう。
基本的には発注者から渡されることが多いですが、中には用意していないクライアントも見かけます。
Webライターに必要な項目は以下です。
- 文字単価・記事単価
- 月間文字数・記事数
- 作業範囲の線引き(構成作成有無・画像選定有無・WordPress入稿有無)
- 修正・FB対応の範囲/回数
- 納期
- 報酬に関する項目(◯日締め△払い、余剰作業発生時の報酬等)
自分で契約書を作る必要に迫られた場合、契約書を作れるサービスを利用するのがおすすめ。
特に、「freeeサイン」はクラウド上で作業ができるため、どんな場面でも作成しやすいです。
テンプレート登録もできるため、直接契約を2件以上とれた場合にも活用できますよ。
面倒な契約書作成を簡単にしたい方は、導入してみてくださいね。
\\\無料でお試し///
freeeサイン:https://www.freee.co.jp/cloud-erp/ninjasign/
秘密保持契約(NDA)
番外編として、秘密保持契約(NDA)にも触れておきましょう。
ライター側から求めることはありませんが、発注者側から締結を求められることがあります。
NDAの内容を要約すると、次の内容です。
当たり前の内容に感じるかもしれませんが、秘密保持契約(NDA)には法的効力があります。
業務内容などをSNS等で情報漏洩してしまうと、損害賠償請求に発展することも。
締結する場合は責任が発生するため、しっかりと契約内容を確認しましょう。
請求書
契約書と同じくらい大事なのが請求書です。
請求書を提出しないとクライアント側でも支払いの処理ができないため、必ず発行しましょう。
でも、請求書を作るのってなんだか難しそう……
クライアント様によっては、請求書の雛形を作成してくれています。
1度聞いてみるのもおすすめです。
もし自分で作る場合も安心してください。
今は色々なサービスがあり、中でも月5通まで無料で利用できる「Misoca」が非常におすすめです。
筆者も実際に利用していますが、難しい操作などは一切ありません。
項目を記入していけば、あっという間に請求書が完成します。
加えて、1度作ってしまえば複製や「自動作成予約」機能で自動作成できるなど、便利の一言に尽きます。
ぜひ「Misoca」を利用してみてくださいね。
\\\登録無料///
misoca:https://www.misoca.jp/
とても便利!ぼくも利用してるよ
【好かれるWebライター】契約した案件を継続させるコツ
せっかく直接契約を取れたとしても、継続してもらえないと報酬アップにはつながりづらいですよね。
そこで、契約継続につながるコツをいくつか紹介します。
参考にできそうなものは、ぜひ実践してみてください。
- クライアント(ディレクター)のメッセージ回数を減らす
-
いわゆる「コミュニケーションコスト」を減らすことを意味します。
ディレクターはたくさんのライターとやり取りを行ないます。
実は、日々の負担になっているパターンも少なくないです。ディレクターが疑問に感じるようなことは、先回りしてメッセージに添えておくのがおすすめです。
- 仕事の範囲を増やす
-
執筆以外の作業も巻き取れるようになりましょう。
具体的には下記のとおりです。
- 構成作成
- 画像選定
- 装飾・WP入稿
- アイキャッチ画像作成
できる作業の幅が広いライターは、手放したくないものです。
執筆以外の作業もできるようにしてみましょう。 - そもそも、応募時にクライアントの状況を確認する
-
そもそもの話で、継続する気がない案件も存在します。
よくあるのが「メディア全体の記事数が決まっている場合」です。
たとえば、50記事公開したら完成なのであれば、これ以上発注されることはありません。とくに新規メディアにこの傾向が強いので、クライアントの募集文から予想してみましょう。
コツを紹介しましたが、ライター側に落ち度がなくても、クライアントの事情で案件が終了することはよくあります。
切り替えて、新しい案件に応募したり、直接契約を狙いにいったりしましょう。
案件終了は新しいクライアントと出会うチャンス!
まとめ|Webライターは直接契約を目指すのがおすすめ!
この記事では、直接契約の獲得方法や事前時知っておきたいことについて解説してきました。
直接契約の最大の魅力は、収入の安定に繋がることです。
事前知識さえあれば、トラブルを避けられる可能性が非常に高まります。
知識武装したら、自分に身近なSNSで能動的にアプローチして、安定した生活をゲットしていきましょう。
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