表記ゆれってどうやってチェックするの?
どのようなものが表記ゆれ?
表記ゆれがあると、とても読みにくい文章になります。
「意味さえ通じてたら、少しぐらい表記ゆれがあっても大丈夫じゃないの?」と思う方もいるでしょう。
残念ながら、表記ゆれにはデメリットしかありません。
そこでこの記事では、よくある表記ゆれの具体例や対策方法などを紹介しています。
最後まで読めば、表記ゆれのない理解しやすい文章が書けるようになります。ぜひ、参考にして今後の文章作りに役立ててください。
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表記ゆれとは?
意味は同じで複数の書き方が混ざっていることを「表記ゆれ」といいます。
1つの文章に同音・同意味の表記が混在していると、考えながら読むことになるため理解しづらいです。
表記ゆれの例を紹介します。
- 「表記ゆれ」「表記揺れ」
- 「アップル」「りんご」
- 「iphone」「iPhone」
どちらも同じ意味ですが、書き方が少し違います。
- 同じ意味の単語
- 呼び方や書き方が違う
例で示したような要素が含まれていることを「表記ゆれ」といいます。
表記が統一されていない文章は読みづらくて理解しにくいので、仕事ができない印象を与えてしまうかもしれません。
この記事を読んで、表記ゆれを減らしていけるようにしていきましょう。
【一覧】よくある「表記ゆれ」の具体例を9種類紹介
「表記ゆれ」と一言でいっても、さまざまな種類があります。
具体例を添えて9種類紹介していきます。
漢字
同じ単語を漢字、カナ、ひらがなとバラバラに書いてしまうパターンがあります。
PCやスマートフォンで文章を作っていると、自分が知らなくても漢字に変換可能です。漢字にできるものは、すべて変換したくなるかもしれません。
しかし、すべて漢字に変換してしまうと、読みづらくなることがあるので注意しましょう。
- 「犬/イヌ/いぬ」
- 「兎/ウサギ/うさぎ」
- 「鶏/ニワトリ/にわとり」
どれか1つに合わせて書こう!
送り仮名
PCやスマートフォンで文字変換すると、複数の送り仮名が表示されます。
送り仮名のひらがなをバラバラに使ってしまうと、表記ゆれになってしまうので注意しましょう。
- 「行う/行なう」
- 「引っ越し/引越」
- 「置物/置き物」
適切に表現を使い分けて送り仮名は、統一しよう!
固有名詞
企業やブランド名の固有名詞の表記がバラバラだと読みづらいです。
有名なブランドや製品などは、英語表記にすることをオススメします。
- 「Google/グーグル」
- 「Word/ワード」
- 「Excel/エクセル」
- 「Yahoo!/ヤフー」
- 「LOUIS VUITTON/ルイ・ヴィトン」
カタカナ
外来語をカタカナ表記にする場合は、語尾を伸ばすか伸ばさないかで読み方が変わります。
カタカナ表記は書き間違いも多くなるため、注意が必要です。
- 「サーバー/サーバ」
- 「ベット/ベッド」
- 「バイオリン/ヴァイオリン」
- 「コミニケーション/コミュニケーション」
- 「シミュレーション/シュミレーション」
カタカナ表記は特に注意!
数字の全角・半角、大文字・小文字
数字を書くときに、全角と半角が混じることがあります。
ほかにも、アルファベット大文字と小文字を混在させないようにしましょう。
- 「午前0時/午前0時」
- 「残り1つ/残り1つ」
- 「Apple/apple」
- 「YouTube/youtube」
数字は特に気づきにくいので注意しよう!
省略語
省略語は、ついつい文章の中で混在しがちになります。
正式名称にするか省略語で記載するか、ルールを決めておくとよいでしょう。
- 「コンビニ/コンビニエンスストア」
- 「ダイヤ/ダイヤモンド」
- 「スマホ/スマートフォン」
- 「ネット/インターネット」
日本語と英語の表記
外来語を書くときに、日本語と英語表記とが混在することがあります。
日本語か英語表記かを統一して、混じらないようにしましょう。
- 僕はコーヒーが好きです。美味しく飲むために日々coffeeの入れ方を研究しています。
- 僕はコーヒーが好きです。美味しく飲むために日々コーヒーの入れ方を研究しています。
英単語
日本語として使われている英単語を書くときは、カタカナ、アルファベットのどちらで表記するかが分かれます。
アルファベット表記においても、大文字・小文字の違いに注意しましょう。
- 「ウェブ/WEB/web」
- 「ダイレクトメール/DM」
- 「PC/パソコン」
文末表現
文末表現が統一されていないと、読んでいるときに違和感を感じます。
「〜だ・である」と「〜です・ます」が混じらないよう文末表現を統一させましょう。
- 表記漏れは駄目だ。違和感を感じます。
- 表記漏れは駄目です。違和感を感じます。
文末表現は統一させよう!
表記ゆれはなぜダメ?デメリットを2つ解説
なぜ、表記ゆれのある文章がダメなのか理由を解説します。主なデメリットは2つです。
詳しくみていきましょう。
1.読者にとって読みにくい文章になる
デメリットの1つめは、読者にとって読みにくい文章になることです。
意図的に表記ゆれをつかって、表現のバリエーションを増やすこともあります。
しかし、意図的でない表記ゆれがあると、読み手はわかりにくい文章だなと感じてしまうでしょう。
理解しにくい文章は、読み終えるまで時間がかかります。
また、ビジネスの場合、この人は「仕事が雑だな」という印象を与えかねません。
手間ヒマかけていい内容の文章を作っても、表記ゆれがあることで悪いイメージを与えてしまいます。
信用を失くさないためにも、表記ゆれに注意して読みやすい文章の作成を心がけましょう。
2.内容が正しく伝わらない
デメリットの2つめは、読者が表記ゆれに意識をとられてしまい、書いている内容が正しく伝わらないことです。
一つ例文を見てみましょう。
- 私は顧客にDMを送りました。ダイレクトメールには、セールの告知が書かれています。
例文では「DM」と「ダイレクトメール」の2つの表現が含まれています。
理由があって表記を使い分けているのか、ただのミスなのか考えながら読む必要があるでしょう。読者は内容の理解よりも、表記ゆれに意識を取られたまま読むことになります。
文章の内容が正しく伝わらず、誤解を与えてしまう場合もあるので注意が必要です。
表記ゆれはSEOに影響する?
表記ゆれがSEOに直接影響があるとはされていません。しかし、キーワードによって検索順位が変わるのは事実です。
例えば「たばこ」と「タバコ」というワードで検索した結果を見てみましょう。
検索してみると1位のJTは同じですが、2位のWikipediaは「たばこ」と「タバコ」の違いがあります。
検索エンジンはある程度の表記ゆれには対応していますが、完全ではありません。SEO・読者目線どちらを考えても、表記ゆれはなるべく無いほうが良いでしょう。
一番多く検索されているキーワードを選ぶことで、検索結果に表示される可能性が高くなります。
どうしても表記ゆれも含めて対策したい場合は、タイトルかメタディスクリプションだけにとどめておくのがベターです。
表記ゆれの対策は?チェックする方法を3つ紹介
表記ゆれをチェックする対策を3つ紹介します。
詳しく見ていきましょう。
1.ツールを活用してチェックする
表記ゆれをチェックする方法の1つめは、ツールを活用することです。
記事を見直すにはとても時間がかかるため、ツールを活用して効率的にチェックしましょう。
おすすめのツールは下記の3つです。
それぞれ紹介します。
文賢
文賢は、文章作成をAIに基づいて表記ゆれや推敲、校閲を総合的にサポートしてくれるツールです。
あらかじめ表記ルールを登録しておけば、ルールから外れた表記になっていないかをカンタンにチェックできます。
自分で登録していない場合も、文賢に元からある表記ルールを使えばすぐにチェック可能です。
自分仕様にできる「カスタム辞書」に言葉を登録しておけば、見落としがちな表記ゆれをわかりやすくハイライトで表示できます。
表記ゆれや誤字脱字だけでなく、読みやすさなどもアドバイスしてくれるので、魅力的な文章を書きたい人におすすめです。
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Microsoft Word
文章作成する際にMicrosoft Wordを使っている方も多いのではないでしょうか。普段使っているWordでも「校閲機能」を使えば表記ゆれのチェックが可能です。
校閲タブにある「スペルチェックと文章構成」を使えば、文章のおかしいところを波線で教えてくれます。
初期設定では「カタカナ」しかチェックしてくれません。細かい点までチェックしたい場合は、オプションから設定を変更する必要があります。
普段からWordを使って文章を書いている人は、ぜひ「校閲機能」を使ってチェックしてみてください。
校閲機能は本当に便利!
辞書ツールに単語を登録してチェックする
パソコンには文字を入力やサポートするためのツールとして、IME(日本語入力システム)が入っています。IMEは「辞書登録機能」があるため、間違いやすい単語をあらかじめ登録可能です。
企業名や人の名前、製品名が変換で出てこなくてイライラした経験はありませんか?
よく使う言葉を単語登録しておけば、変換でスムーズにでてくるようになるので入力ミスが減ります。
前もって表記ゆれしやすい言葉は、IMEに単語を登録しておきましょう。
単語登録は神機能!
2.表記ルールを作成してチェックする
表記ゆれをチェックする方法の2つめは、表記ルールを作ってチェックすることです。ルールが作られていないと、同じ間違いを何度も繰り返す可能性があります。
間違いを減らすために、Excelやスプレッドシートなどに表記ルールをまとめて、資料を作成しておきましょう。
表記ルールを作成しておけば、複数人で記事を作成するときも活用できます。執筆前にルールを共有しておけば、複数人であっても表記ゆれを減らせます。
表記ゆれチェックの手間を減らすためにも、表記ルールを作成しましょう。
早めに作るのがおすすめ
3.複数人の目でチェックする
表記ゆれをチェックする方法の3つめは、複数人の目でチェックすることです。
自分の目視だけでは、脳内で言葉の間違いを補完してしまうので、表記ゆれや誤字脱字などのミスを見落しがちになります。
たとえば、ミスが許されない医療機関では、失敗を防ぐために複数人のチェックが当たり前のように行われています。
このことからも、表記ゆれを防ぐ手段として、複数人の目でチェックすることは効果的といえるでしょう。
他の人にも見てもらおう
まとめ|「表記ゆれ」を対策して読みやすい文章を作成しよう
この記事では「表記ゆれ」を対策して読みやすい文章を作れるように解説してきました。
表記ゆれがないように心がけて文章を書いていても、いつの間にか複数の表記が混ざってしまうことはあります。
しかし、自分の目で見直したりツールを活用したりすれば、表記ゆれがない文章も夢ではありません。
表記が統一されている文章は読者にとって親切なので、表記ゆれがない文章が書けるようにしていきましょう。
なお、「文賢」というツールを使えば、表記ゆれや表現がおかしくなっている箇所を、AIがすぐに教えてくれるので便利です。表記ゆれのない文章を書きたい方は、文賢には7日間の無料トライアルがあるので、ぜひ使ってみてください。
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