ブロガーやライターにとって、検索意図の把握は非常に大切な要素です。
しかし、イマイチ「検索意図」の理解が深まっていない人も多いはず。
検索意図の定義ってそもそもなに?
検索意図の調べ方があいまい…
この記事では、検索意図の定義や調べ方について解説しています。
「もっと記事の質を高めたい!」と考えている方は、ぜひご一読ください。
- コンテンツ制作会社の代表
- 複数ジャンルのSEOメディアを担当
- 現役SEOコンサルタント
Webライターとしてスタートしたキャリアを活かした情報をお伝えしていきます。
そもそも検索意図とは?
検索意図とは、
”検索したユーザーが求めていること”
です。
「RPG おすすめ」で調べた人は「面白いRPGゲームがやりたいな~」と考えているでしょう。
つまり、検索意図と記事の内容を一致させることで、読者が長く滞在する要因になるのです。
検索意図の種類
検索意図には、4つの種類があります。
具体例を交えて、それぞれ解説していきます。
Knowクエリ(●●って何?)
Knowクエリは、
”キーワードについて知りたいユーザー”
の検索意図です。
具体例を挙げると「家事」はKnowクエリに分類されます。
画像を見ると、家事のことを知るための記事が表示されていることがわかります。
家事の検索意図は
家事のアレコレが知りたいな……
といったところでしょう。
Goクエリ(●●に行きたい)
Goクエリは、
”キーワードの場所に行きたいユーザー”
が調べる検索意図です。
具体例を挙げると「浅草」はGoクエリに分類されます。
検索画面では、浅草の名所やグルメなどが紹介されています。
浅草の検索意図は
浅草に行きたいな~
といった内容になるでしょう。
Doクエリ(●●がしたい!)
Doクエリは、
”キーワードの行動がしたいユーザー”
が調べる検索意図です。
具体例を挙げると「麻婆豆腐」はDoクエリに分類されます。
検索結果には、麻婆豆腐のレシピが表示されています。
「麻婆豆腐」の検索意図は、
麻婆豆腐が作りたい!
になるはずです。
検索結果が「麻婆豆腐とは何か?」だったら、Knowクエリ!
Buyクエリ(●●が欲しい!)
Buyクエリは、
”キーワードの商品を買いたいユーザー”
が調べる検索意図です。
具体例を挙げると「ノートパソコン」はBuyクエリに分類されます。
検索結果には、商品紹介や購入ページが並んでいます。
ノートパソコンの検索意図は、
新しいノートパソコンが欲しい!
といったところでしょう。
検索意図の調べ方
具体的な検索意図の調べ方は?
ここからは、実際に検索意図を考える手順を紹介していきます。
わかりやすいように「Twitter 文字数」をテーマに進めていきましょう。
【その前に】ターゲットを絞る
検索意図を読み取る準備として、まずはターゲットを絞りましょう。
ターゲットを絞る理由は、相手によって検索意図が変わってしまうからです。
- ”Twitter初心者”が考える「Twitter 文字数」の意図
- ”Twitterに慣れた人”が考える「Twitter 文字数」の意図
上記の2つは、同じ検索ワードでも異なる意図があります。
検索意図を書く前に「誰に向けて書くのか?」を明確にしましょう。
とりあえず想像する
複雑な作業をする前に、とりあえずユーザーの意図を想像してみましょう。
「Twitter 文字数」で調べる人は何が知りたいのかな…?
- Twitterに投稿する最適な文字数は?
- Twitterは何文字まで投稿できる?
- 文字数制限以上の投稿はできる?
このように、想像だけでも何となくイメージができるはずです。
もちろんこの中に正解があるとは限りません。
ただ「検索意図を想像する」ことは、実力アップにも繋がるので必ず実施しましょう。
サジェストキーワードを見る
サジェストキーワードとは、過去の検索履歴から関連が予想されるキーワードです。
検索窓の下にズラリと表示されます。
サジェストキーワードは、Googleから関連度が高いと判断されたものが表示されます。
つまり、サジェストキーワードを見れば「検索意図を知るヒント」に繋がるのです。
サジェストキーワードを調べるツール
サジェストキーワードを調べる際は「ラッコキーワード」の利用がおすすめです。
ラッコキーワードでは、サジェストキーワードを一覧で見ることができます。
また、サジェストプラス機能を使うと「サジェストキーワードの次のサジェスト」も見れてしまう優れもの。
サジェストプラスは有料プラン限定ですが、とても便利なのでぜひ利用してみてください。
再検索キーワードを見る
再検索キーワードは、知りたいことがわからない場合に追加で検索されるキーワードです。
検索結果の一番下に表示されます。
再検索欄に表示される語句は、一緒に検索されていて関連性が高いキーワードの場合もあります。
サジェストと似ていますが、再検索キーワードはトレンド要素も反映されやすいです。
個人的には再検索キーワードを重視しています!
再検索キーワードを調べるツール
検索結果で確認もできますが、さらに掘り下げて調査できるツールをご紹介します。
再検索キーワード調査ツール
「再検索キーワード調査ツール」は柏崎 剛さん(@tkashiwazaki2)が提供している無料ツールです。(※現在テスト版)
このツールでは「繰り返し検索してよく出てくるワードの出現回数」がチェックできます。
つまり、”もっとも検索意図に近いワード”がわかるということ。
非常に有用なツールなので、ぜひ利用してみてください。
ツールの利用にはパスワードが必要です。
柏崎さんのTwitterで毎週更新されているので、そちらからご確認ください。
柏崎さんの著書『目からウロコのSEO対策「真」常識』はとても良著なのでそちらもぜひ!
Extract People also search phrases in Google
えくすと…何?
名前は覚えなくても大丈夫です。
このツールは、Chromeの拡張機能。
検索結果の横に再検索キーワードが表示されます。
下までスクロールする必要がなくなるので、「効率重視!」な人はぜひ使ってみてください。
>>>Extract People also search phrases in Google
バーティカル検索を見る
検索窓の下に表示されるカテゴリ欄。
バーティカル検索は、
検索意図によって並び順が変わる
ことが特徴です。
具体的には、左から順番に関連度が高くなります。
「地図」が左に表示されていますね。
ユーザーは”行きたい”意欲が強い傾向あるということです。
バーティカル検索の並び順をチェックするだけで、おおまかな検索意図が読み取れます。
チェックしていない人は、これから見るようにしよう!
実際の上位ページを見る
実際に上位表示されているページは、必ずチェックしましょう。
上位ページは、Googleが「ユーザーの求めていること!」と判断したページです。
「Twitter 文字数」の場合は
- Twitterの文字数制限は何文字か
- 140文字を超えてツイートする方法
が中心の検索結果でした。
ユーザーは検索意図は「140文字以上検索したい!」がメインになると予想できます。
SNSで検索する
SNSでキーワードを打ち込んで検索するのもおすすめです。
SNSには、ユーザーの率直な悩みや意見が散りばめられています。
言い換えると、その悩みが検索意図です。
Twitter、「助詞」の文字数を見逃してはくれまいだろうか。だめか。あと促音も…だめか。
引用:Twitter
Twitterの文字数、制限内に収めるのなかなか難しい、ですね。
引用:Twitter
「Twitter 文字数」の場合、SNS上でも
文字数制限なんとかならないかなぁ
といった意見が中心になっています。
Q&Aサイトを調べる
最後に、Q&Aサイトもチェックしてみましょう。
代表的なQ&Aサイトは「YAHOO!知恵袋」です。
Q&Aサイトを調べると、SNSと同様にユーザーの悩みが認識できます。
上記が実際の検索画面です。
YAHOO!知恵袋でも
「文字数制限は何文字?もっと投稿したい!」
といった悩みが多く上がっています。
また、Q&AサイトはSNSと比べて
年配層の利用が多い傾向
があります。
書きたい記事の種類によっては、SNSよりも検索意図を読み取りやすくなるでしょう。
検索意図に関するQ&A
検索意図に関して、さらに細かい疑問について回答していきます。
- 検索意図とクエリの違いは?
-
「検索意図=クエリ」と考えて問題ありません。
人によって呼び方が異なりますが、基本的に同じ意味を表しています。
- ブログではどのクエリを狙うべき?
-
最終的に目指すクエリは「Buyクエリ」になるでしょう。
「Buyクエリ」は商品の購入に直結する検索意図です。
ただ、Buyクエリの競合は間違いなく強敵です。
まずは「Knowクエリ」でユーザーの悩みも解決しつつ、サイト全体の強さを上げていきましょう。
- 検索意図を満たせないとどうなる?
-
検索意図を満たせないページは、
単純に上位表示されません。そのため、”検索意図から外れた解説をしていないか?”は必ずチェックしましょう。
ブロガーの場合さっぱり上位表示されない……
ライターの場合SEO記事の案件が長続きしない……
こんな結果を招かないためにも!
まとめ:検索意図を意識して記事の質をあげよう!
慣れないうちは、検索意図を読み解くのは難しいかもしれません。
それでも、
検索意図の把握はとても重要なプロセス
です。
検索意図を読み取るのがうまいと、記事の質が向上します。
今回紹介した調べ方を活用して
「検索意図を反映した記事作り」をしましょう。
頑張ろう!
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