文章を書く機会が増えてきたあなたは「冗長表現に注意してほしい」と言われた経験はありませんか。
冗長表現ってなに?
とてもわかります。私もWebライターとして文章を書き始めた頃は、よくわからない状態でライティングしていました。
提出後に「冗長表現が多すぎる」と指摘を受け、かなり落ち込んだ覚えがあります。
原稿を書く時のルールに出てくることが多い「冗長表現」。
冗長表現が文章にあることで、いらない言葉が混ざり、読みづらくなってしまいます。改善すると読者にとってわかりやすく、内容も伝わりやすいものになります。
この記事では、代表的な冗長表現7つの紹介と、改善のコツを例文付きで解説します。
ムダな言葉を削って、スマートな文章を書けるようになりたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
- コンテンツ制作会社の代表
- 複数ジャンルのSEOメディアを担当
- 現役SEOコンサルタント
Webライターとしてスタートしたキャリアを活かした情報をお伝えしていきます。
例文付きで基礎が学べる!
冗長表現とは?
冗長表現とは、不要な言葉があり、テンポが悪い文章表現のことを指します。
冗長表現があることで、読者に意図が伝わりづらくなってしまい、読む際にストレスがかかります。特に、文章を書き慣れていない初心者は冗長表現が頻出しがちです
私の場合は、冗長表現の1つである「〜ことができます」をたくさん使っていました。しかし、冗長表現の種類や改善のコツを理解して、意識的にライティングするようになったら、自然と減っていきました。
さらに原稿を提出する前に、ツールや目視でチェックすると冗長表現に気づきやすく、簡単に読みやすい文章になります。ぜひ試してみてください。
実際に声に出して読むと冗長表現を減らせる!
代表的な7つの冗長表現
初心者がつい使いがちな、代表的な7つの冗長表現を見てみましょう。
以下の表現を覚えておくことで、使いすぎてないかが確かめやすいです。
7つの表現を覚えて、チェックに活かそう!
1:文末表現「ことができる」
文末に使用する「ことができる」は、もっとも使われがちな冗長表現です。文法的には間違っていないため、ついつい使ってしまいがちです。しかし、使わなくても意味が伝わる場合は、削っても問題ありません。
できる限り、文末は簡潔に書くことを意識しましょう。
×ベネフィットを伝えれば、読者は自分の未来を想像することができます。
〇ベネフィットを伝えれば、読者は自分の未来を想像できます。
×本や雑誌を販売することができます。
〇本や雑誌を販売できます。
2:無駄なつなぎ言葉「という」「など」
「という」「など」の文中に入る言葉も冗長表現です。
使う目的が決まってない場合は、思い切って削りましょう。読者が文章の意味を理解するのに時間がかかってしまうからです。
また、多用すると読者に拙い印象を与えてしまいます。
特に「~など」は違和感に気付きづらく、連発してしまいがちです。1つだけ事例を取り上げる際は、削ってしまっても問題ありません。
×真実ということです
〇真実です
×一度起こったというなら、二度起こる可能性があるということです。
〇一度起こったことは、二度起こる可能性が高いです。
×記事や文章などを書くときは言葉を選びましょう
〇記事や文章を書くときは言葉を選びましょう
たった数文字の差で読みやすさは変わる!
3:二重否定「ない~ない」
二重否定を使った文章は、意味が伝わりづらい文章の代表です。
また、文章が本来伝えたい内容とは異なる解釈として伝わってしまう恐れがあります。肯定文に言い換えて表現することで、シンプルでわかりやすくなります。
日常生活で違和感なく使ってしまいがちですが、できるだけ使わないように意識してみましょう。
×できないわけではない
〇できる
×努力すればできないわけではない
〇努力すればできる
×この仕事は納期に間に合わないことはない
〇この仕事は納期に間に合うかもしれない
4:重複表現「まず最初に」
重複表現とは、同じ意味の日本語を繰り返し使うことです。二重表現とも呼ばれています。
例えば「約1か月ほど前に」の場合、「約」と「ほど」は同じ意味であるため、片方の言葉だけで意味は伝わります。
わかりやすい文章にするために、余分な言葉を省きましょう。
- 違和感を感じる→違和感がある
- 色が変色する→変色する
- 骨を骨折しました→骨折しました
- それは必ず必要です→それは必要です
- 炎天下の中→炎天下
さらに重複表現は、以下の3つのパターンにわかれています。
×まず最初に■■を説明します。
〇最初に、■■を説明します。
×この単語の意味を知ったのも、その本を読んで知りました。
〇その本と出会って、単語の意味を知りました。
×お金を守ることは大事なことです
〇お金を守ることは大事です。/お金を守るのは大事なことです。
重複を消してすっきりさせよう
5:「の」を多用する
言葉をつなげる助詞である「の」を多用してしまうと、内容が伝わりにくくなります。
私自身、指摘をされるまで「の」を多用していることに気づかなかったくらい、自然と使っていました。
「の」を多用していると感じたら、省略するか、動詞に置き換えてみましょう。
×注目の商品の情報がわかる
〇注目の商品情報がわかる
×全国の甘い物好きの女子の間で人気のクレープ、原宿の■■店
〇全国の甘い物好き女子に人気を誇る、原宿■■店のクレープ
『の』は程々に!
6:同じ単語を繰り返す
一つの文章で同じ単語が何度も出てくると、全体がくどい印象になります。一文が長くなる原因に繋がるため、同じ単語の繰り返しは避けましょう。
日常会話でも、同じ単語を複数回使ってしまう経験は多いのではないでしょうか。同じ単語は、繰り返していると気づかないくらい自然に使いがちです。
改善方法は、以下の4つが挙げられます。
- 同じ言葉の片方を削る
- 別の言葉を選ぶ
- 言い回しを変える
- 文を分けて繰り返しを避ける
×このソフトは画像を編集するためのソフトです。
〇このソフトは画像を編集するためのものです。
×スーパーへ行くには、大通り沿いに行くと時間が短縮できます。
〇スーパーへの道は、大通り沿いに行くと時間短縮できます。
×調査では、その目的を明らかにした調査が重要です。
〇調査では、その目的を明らかにすることが重要です。
7:二重敬語「させていただきます」
二重敬語とは、敬語を2回使う表現です。
「尊敬語+尊敬語」など、同じ種類の敬語を同時に使うことを指します。
一見、問題なさそうに思うかもしれません。しかし、ビジネスの場面では相手を下に見ていると思われる場合があります。
また文章内で二重敬語を使用することで、読者が読みにくくなってしまいます。
提出前によく確かめて、相手に伝わりやすいようにしましょう。
×ご連絡させていただきます
〇ご連絡いたします
×先生がお見えになられました
〇先生がお見えになりました
×講演を拝聴させていただきます
〇講演を拝聴いたします
敬語は1回までと覚えておこう
「回りくどい文章」は段落全体でみられる冗長表現
「回りくどい文章」は「結論がわかりにくい文章」に言い換えられます。段落全体でわかりやすくするために、結論から書くようにしましょう。
前置きが長いと、意図が伝わりづらく「結局何が言いたいの?」と思われてしまう原因になりかねません。回りくどい文章にならないために、以下のポイントをおさえましょう。
- 読者が知っている内容を簡潔に説明する
- すでに解説した内容を繰り返さない
- 結論から解説をしていく
×前置きが長すぎる
Webライターは、他のWeb系職種に比べて参入障壁が低く、挑戦する人が増えてきています。
しかし、始めたばかりの頃は文章に書き慣れていないため、稼ぐことが難しいです。メインの仕事は、インターネット上に公開される記事を作成することです。
〇結論が先
Webライターの仕事は、インターネット上に公開される記事を作成することです。
他のWeb系職種に比べて参入障壁が低く、挑戦する人が増えてきています。しかし、始めたばかりの頃は文章に書き慣れていないため、稼ぐことが難しいです。
結論ファースト!
冗長表現のチェックには「文賢」がおすすめ!
長い文章の中から一つひとつ冗長表現を探していくのは、見落としやすく、時間もかかって大変です。
文章表現をチェックするのにとても便利なツールとして「文賢」があります。
「文賢」では、表現のチェックはもちろん、読者を惹きつける文章のアドバイスもしてくれます。初期費用で11,880円(税込)かかるので、導入をしようか悩まれる方もいるでしょう。
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コメント
コメント一覧 (1件)
はじめまして!!
文ちゃんと申します。
執筆活動をしている中、参考になりました!!
気を付けて執筆しようと思いました。ありがとうございます。