一文一義って聞いたことはあるけど、ちゃんとは知らない…
Webライターとして駆け出しだと「一文一義で文章を書いて欲しい」とフィードバックを受けることもあるでしょう。
一文一義の文章を書けることは、求められるWebライターに必須のスキルです。
長く生き残っていくためにも、必ず身につけておきましょう。
そうは言っても「身につけ方がわからないんだけど」と感じる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、一文一義の意味と正しい書き方を解説していきます。
一文一義の文章に自然と近づくコツも伝えていくので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- コンテンツ制作会社の代表
- 複数ジャンルのSEOメディアを担当
- 現役SEOコンサルタント
Webライターとしてスタートしたキャリアを活かした情報をお伝えしていきます。
例文付きで基礎が学べる!
一文一義とは?意味も解説
一文一義とは、一つの文章に含める情報を一つだけにすることを意味します。
一文一義が推奨される理由は明白で、情報が絞られているほどわかりやすいからに他なりません。
一つ例を出すので、読み取ってみてください。
- Webライターは文章を書いて報酬をもらうのが一般的で、丁寧なリサーチとわかりやすい文章を求められ、誤字脱字はもってのほかでときにはWordPressで入稿作業も行って、自分の手を止めると稼げないので厳しい側面がありますが、自分の知識が深まるとても楽しい仕事です。
いろいろな情報が盛り込まれているため「何が言いたいのか」が全然伝わらない文章になっています。
一文一義を意識した場合は、下記の文章に修正可能です。
- Webライターは、文章を書いて報酬をもらうのが一般的です。
丁寧なリサーチとわかりやすい文章を求められる上、誤字脱字はもってのほかと言われています。ときには「WordPressでの入稿作業」といった文章を書く以外の作業もします。
手を止めると稼げなくなるので、厳しい側面があるのは事実です。しかし、やればやるほど自分の知識が深まっていくので、とても楽しい仕事です。
一文の中で伝える情報を少なくしたので、言いたいことが伝わりやすくなりました。
一文一義で書く文章は相手に伝わりやすくなるので、常に意識しておきましょう。
一文の情報は極限まで絞る!
一文一義の正しい書き方
一文一義の正しい書き方を紹介します。
どちらも重要なポイントなので、しっかりと把握して一文一義の文章を書いていきましょう。
伝える情報を整理する – 1テーマに絞る
自分が書く文章で伝える情報は、事前に整理しておきましょう。
初心者ライターさんは、考えながら文章を書いてしまいがちです。
考えながら執筆していると文章の着地点がブレて、伝える情報が複雑化する傾向にあります。その結果、一文一義になっていない文章が完成します。
悪い結果を防ぐためには、事前の情報整理が欠かせません。
「5W1H」を起点にして、読者にどんな情報を届けるのか考えておきましょう。
- いつ(When)
- どこで(Where)
- だれが(Who)
- なにを(What)
- なぜ?(Why)
- どのように(How)
例文
- 12月9日(金)の15時より各自宅にて、AさんとBさんと私でミーティングします。
取引先Xさんの商品のアピール(訴求)ポイントを共有したいため、ZOOMでの参加をお願いします。
例文を5W1Hに当てはめると、以下のようになります。
情報が整理されていて、とてもわかりやすい文章になっていると言えるのではないでしょうか。
- いつ:12月9日(金)の15時より
- どこで:各自宅
- だれが:AさんとBさんと私
- なにを:ミーティング
- なぜ?:取引先Xさんの商品のアピール(訴求)ポイントを共有したい
- どのように:ZOOMで
PREP法を使って文章を書く
一文一義の文章を書くには、PREP法を用いて文を書きましょう。
PREP法は元々論文で用いられていましたが、Webの文章においても読みやすいとされている文章の型です。
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
PREP法を使うには、結論を最初に述べなくてはなりません。
「結論」が具体的になっていれば紐づく「理由」と「具体例」がブレないので、一文一義の文章が作れます。
駆け出しのうちは思考停止でも良いので「PREP法」で文章を書いてみましょう。
PREP法はぜひマスターしよう
例文
一文一義で文章を書く2つのコツ
一文一義で文章を書くには、2つのコツがあります。
正しい書き方とコツを押さえて、完璧な一文一義の文章を目指していきましょう。
接続詞を使いすぎない
接続詞を使いすぎると、一文一義の文章からは遠ざかります。
冗長につながる、よく使われる接続詞は以下のとおりです。
- ~ですが
- ~ので
- ~だから
使用NGではありませんが、なるべく使わない方がより良いです。
ただし、必要な接続詞を削ってはいけません。
たとえば、逆接を表す接続詞は残しておく必要があります。
- しかし
- けれども
- ものの
- とはいえ
- ところが
- にもかかわらず
逆接の接続詞を削ってしまうと、1文目に続く2文目が順接なのか逆接なのか読み取れず、正確な意図が伝わりません。
逆接だけは残して、他の接続詞は削れるなら削ってしまいましょう。
例文
- Webライターは楽しいですが厳しい側面もあるので、おすすめできますが黙々と作業できない人にはおすすめできません。
- Webライターは「楽しい」「厳しい」の両側面を持ち合わせています。黙々と作業できる方には特におすすめです。
読点を2つ以上使わない
一文一義の文章を書くには、読点を2つ以上使わないのがおすすめです。
読点を2つ以上使う場合の多くは「一義」にならず、2つ以上の要素を持った文章になりやすいからです。
読点が多い文章は、伝えたい内容がまとまっていないケースが大半を占めます。
2つ以上の読点を使いたくなったら、文章を2つに分けることを考えるのがおすすめです。
例外もありますが、読点を2つ以上使わない意識を持っておけば、相手に伝わりやすい文章に近づきます。
絶対にNGではないから、臨機応変に!
例文
- 午後は雨が降りそうなので、傘を持ち歩いたほうが良いですが、長い傘は持ちたくないので、折り畳み傘を持って出かけます。
- 午後は雨が降りそうなので、傘を持ち歩いたほうが良さそうです。長い傘は持ちたくないので、折り畳み傘を持って出かけます。
一文一義のメリット・デメリット
文章は一文一義で書くのが良いとされていますが、悪い側面も存在します。
メリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう。
一文一義は同じ語尾が連続しやすく、どうしてもデメリットのような印象を受けやすいです。そこで、一文一義で書くことに慣れたら次のステップ。
文章全体の長さや文末のリズムも考えて執筆できるようにしていきましょう。
ここまで到達できれば、初心者からは卒業といえる領域です。
一文一義はメリットが大きい!
一文一義をチェックするなら「文賢」がおすすめ
自分の文章が一文一義になっているかを確認するには、自分で見直すか、第三者に見てもらうことを思い浮かべるでしょう。
しかし、抜け漏れがあったり、すぐに確認してもらえる第三者が居なかったりする場合が多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのがツールの使用です。具体的には、文章作成ツールの「文賢」がおすすめです。
「文賢」は、AIを活用してさまざまな視点を用いて文章のチェックやアドバイスをしてくれます。
100個以上あるチェック項目のなかに、以下の3つが存在します。
- 一文に読点が4つある文章
- 読点のない50文字以上の文
- 冗長表現
上記のチェックに引っかかる文章は多くの場合、一文一義になっていないと判断可能です。
このようなチェックができる文賢は、トライアルを受けられます。気になる方は、一度試してみるのがおすすめです。
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一文一義に関するQ&A
一文一義に関して、よくあるQ&Aをまとめました。
一文一義をマスターするためにも、疑問はここで解消しておきましょう。
- 一文一義の読み方は?
-
「いちぶんいちぎ」です。
この四字熟語は素直に読めばOKです。
別の読み方をする方は居ないと思いますが「いちもんいちよし」ではないので覚えておきましょう。 - かぎかっこがある場合はどこまでが一文?
-
「。(句点)」までが一文です。
一文がどこまでかは「。(句点)」までとされています。
このとき、かぎかっこの有無は関係ありません。「私は本が好きです。特に小説をよく読みます。」
このような文章では「本がすきです」までで一文です。混同しないようにしましょう。
まとめ – 一文一義の正しい書き方は誰でもマスターできる!
一文一義の文章は、一朝一夕で身につくものではありません。
特にWebライター駆け出しの頃は、たくさん情報を伝えたくなってしまうものです。
とはいえ、練習すればどんな人でも一文一義の文章を書けるようになります。
コツコツと積み上げて、少しずつレベルアップしていきましょう。
成長を加速させたい方は、ツールに頼るのも一つの手です。
文章作成アドバイスツールの「文賢」であれば、一文一義のチェックに必要な項目が揃っています。無料トライアルを受けられるので、気軽に参加してみてください。
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